
7、6⇒7、6、5、3⇒7、6、5、3、8 (18点)
5⇒7、6⇒7、6、3、8、1 (8点)
7、6-5、3、8、1
キャンディードは取捨に迷う。前走の1~5着馬まで今だ中京2歳Sから使ってないだけにレベル比較が難しいのが本音。仮に前走の時計を額面どおりに受け取るならば、これから2歳千六以下のレースを上位メンバーで無双できるほど数字だけの価値は歴史的にみても高い。なんといっても前日の古馬2勝より1秒も速かったレコード更新の勝ち時計は本来、掛け値なしの大物確定だが、勝ち馬から1秒1差となった3、4着馬でも古馬2勝に0秒1差はあまりにも違和感。そもそも2歳7月の時点で古馬3勝レベルの時計となった1、2着馬がGⅠ級。3、4着馬が軽く重賞級となることは過去を振り返ってみても確率的に相当低いということ。"神風"的な後押しがあっての快時計と割り切るべき。額面どおりならここでもぶっち切る。
アドマイヤクワッズは見た目の悪さで割り引く。正直、前走は輸送減りなのか、本来の姿なのか微妙だったが、とにかくパドックでの見た目の悪さだけが目を引いた。それでも終わってみれば直線だけの競馬で圧勝劇。5ハロン通過60秒台で上がりNo2より0秒6も速い最速上がりは出色の数字ともいえる。加速する上がりレースラップでラスト11秒2もさらなる驚き。じっくり成長を促せば確実にGⅠ級となる素質を感じられたが、休養入りしなかったことが吉と出るか凶と出るか。博打的な要素を含んだ出走とみているだけに半信半疑の域を抜け出せない。
カヴァレリッツォの前走は5ハロン通過が59秒台で上がりNo2より0秒7も速い最速上がりはアドマイヤ以上で、なおかつアドマイヤ同様に加速する上がりレースラップでラスト11秒1。単純な数字比較で勝ち時計こそ劣るものの、その他でほぼすべてが軽く上回った数字にサートゥル産駒の大物誕生を物語る。母バラーディストは異父弟にサトノフラッグ(菊花賞3着)、異父妹サトノレイナス(ジュベナイルFと桜花賞2着)。サトノフラッグこそ重賞ホルダーとなったが、近親一族には重賞勝ちにあと一歩という勝負弱さを多数抱えていることも事実。名手配置で相殺か、逃れない血の力か。先を見据えているかどうかを含めて仕上がりにはいつも以上に注目したい。
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