 
5⇒9、6、8、2、12、11⇒
9、6、8、2、12、11、10、4 (42点)
9⇒5⇔6、8、2、12、11、10、4 (14点)
5-9、6-9、6、8、2、12、11、10、4 (13点)
5⇔9、6、8、2
ダノンヒストリーは同じ6月1週目の芝千八勝ちのクロワデュノールと比較されやすいが、どうにもレベルは段違い。圧倒的にクロワが上。むしろ比較対象にならないほどレベル差は違いすぎる。
今年ダノン
2N18で1468(598-348=340)(残5F122-122-118-113-117)、3未18で1477(609-350=341)
24年クロワ
2N18で1467(613-339=338)(残5F119-115-113-111-115)、前日3未牝18で1480(613-340=333)
着差は同じ、勝ち時計はダノンがわずか0秒1だけ劣った数字でも、ラップ的にも馬場差的にもふた回りほどダノンの格下感を漂わせている。クロワは残り5ハロンすべてが11秒台、今年は残り3ハロンだけ。クロワは上がり33秒8の最速上がりで今年は34秒台で上がりNo2。さらなる決定打は今年が逃げ切り勝ちということ。クロワと同じくここで持ち時計No1とはいえ、千八限定の上がり時計はクロワがNo2に対してダノンはNo10。千八経験馬の中ではしんがりという落差は致命傷にもなる平凡な数字。また血統的な勝負弱さを抱えていることも否めない。兄ダノンベルーガはデビュー2連勝後の3年半も勝ち鞍なし。JRAでは連対もない。姉ボンドガールは新馬勝ちのみ。重賞2着で賞金を加算してきたが、GⅠでは現在もまったく通用してない。
ゾロアストロは嫌なムードしかない。猛暑の中で使った直後に逆転不可能なまで完敗の前走で前々走までの高評価をすべて失っただろう。最速上がりだった勝ち馬より0秒6も遅い上がり時計は着差以上の惨敗と言っていい。しかも翌日の新馬で1分34秒2。勝ち時計を含めて時計的に何の強調点も見出せなくなっている。少頭数競馬だけの経験で主戦からも見放されて血統的にも勝ち切れなかった母のような戦績になりそうなムードも漂ってきた。モーリス産駒の距離延長が致命的な条件悪化か。ひとまず先を占うレースとしての扱い。
引っ掛かって仕方なくマクってハナへ。サレジオの前走は褒められる内容と言えない。平凡な時計に平凡な上がり。2、3、4着馬が次走勝ち上がったほどメンバーレベルは高かったとはいえ、他馬が馬場を意識しすぎてこれ以上ない展開の利が味方したことは言うまでもない。直後の古馬1勝二千で2分0秒5。さすがに1分49秒台は平凡すぎる。
そのサレジオにデビュー戦で完敗を単なる展開負けと割り切れば、ローベルクランツの兼ね備える数字には怖さしかない。前2走ともに若干行きたがったが、それでも連続の最速上がり。前々走は上がりNo2に0秒3差、前走はさらなる凄みで0秒8も上回ったという驚異の瞬発力。遅咲きのサトノダイヤモンド産駒というイメージを完全に覆して、母母GⅠホルダーのブルーメンブラッドという血統的な底力、成長力をひしひしと感じさせている。メンバーベストタイとなる最速上がりを2回経験。二千以上が壁だった母母より距離に融通性など、芝で未勝利だった母を軽く飛び越して一族の中で出世頭になる勢いと可能性を見出している。理想的なリフレッシュであれば常識的には無様な競馬にはならないほど兼ね備えた数字は高い信頼性。
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