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京都裏読み
関西
11R
JRAホームページ

京都11R穴推奨レース

3連単フォーメーション5、14⇒5、14、6、15、17、10⇒

5、14、6、15、17、10、8 (50点)

3連複フォーメーション5、14-5、14、6、15-6、15、17、10、8 (19点)

馬単5⇔14、6、15、17、10、8  14⇔6、15

以前は天皇賞秋、毎日王冠からの参戦馬が人気を集めていたが、今年は富士Sの上位3頭が人気を独占。時代の流れというよりマイル界にも漂うレベル低下が否めなくなっただろう。その富士Sでも上位3頭以外はまさに低調そのもの。しかも例年より中身の薄い内容にもかかわらず、人気が集中するのは他馬に強調点も魅力も少ないことを浮き彫りにしている。

ジュンタルマンタルはまさに"のらりくらり"でマイル界のトップランクにあり続けている。時計もない、瞬発力もない。ただただ器用さを武器に立ち回りのうまさで実績を積み上げているというイメージが走るたびに強まっている。
今年の安田記念は歴史的にも超低レベルだったと断罪すべき。前日の3歳未勝利で1分33秒5、同日新馬千八で1分46秒8という超高速馬場ならば、本来1分30秒台が標準的。遅くても1分31秒前半の勝ち時計でギリギリ納得だが、その未勝利より5ハロン通過が遅いという驚愕の超スロー。絶対的に前々有利を先行して勝ち上がった内容に強さも凄みも感じらないのは当然の結果。しかも道中は折り合い難を露呈しても勝てた時計と相手に何の価値を見出せばいいのか。正味直線だけの競馬という象徴が上がり時計に表れている。4着ジュンブロッサムが唯一の上がり32秒台だったことを除けば、1~6着馬まで上がり差はわずか0秒2差以内。ここにもメリハリのなさが示されている。今回のメンバーは相変わらず新鮮味がなく、脅威になる瞬発力型も逃げ馬も不在。低調の目安となる1分32秒台の決着をひたすら待つだけ。

ソウルラッシュも本来、GⅠになれば完全無視ができるほど衰え始めているが、3歳馬の絶対的な少なさに加えて4歳牡馬は1強状態でレベルの底上げに時間がかかっている現状。絶対的な立場としては厳しいが、数字をある程度割り引いても上位を脅かす大駆けタイプとして扱えるだろう。前走で危惧していた瞬発力の衰えは上がりNo8がその証。1分31秒台を連発していたのが2年前、上がり33秒3以下を連発していたのが昨年。どちらの数字にも及ばない今年は時計と瞬発力を同時に求められた時点で術がないことを示している。昨年まで2年連続で年明け4戦目が、今年は22年以来の年明け5戦目。その22年はマイルCS4着。休み明け(434201)で本来ぶっつけ本番がベストローテの馬が今年も叩き2戦目(401203)を選択したことにも嫌気が出る。いずれにしても7歳という年齢の重みをひしひしと感じさせている。

ガイアフォースは生粋のマイラーということをようやく陣営が理解して軌道に乗った。初のマイル挑戦でソウルラッシュに先着したにもかかわらず、その2走後から芝の中距離やダートなど約2年間の寄り道を経てようやく輝ける舞台のマイル路線に戻ってきた。初のマイル戦となった4歳時に叩き出した時計がここで持ち時計No1となっているのがマネジメント下手の陣営へのメッセージそのものだろう。距離選択は解決したが、重賞勝ちした直後にもかかわらず、今回の再ブリンカー着用に新たな不信感。もとより4歳時からマイルにこだわればもっと重賞勝ちを増やせたマイル適性の高さとはいえ、すでにこの馬も6歳。時計も瞬発力も求められないレースだけがこの馬の生き残れる絶対条件ということ。時計か、瞬発力かのどちらかを求められた22、23年の安田記念はいずれも4着がこの馬の限界点。

ジャンタルに負けた実績がここでも尾を引いているのか。アスコリピチェーノの人気がここまで劣るのは不可解そのもの。もとよりこの馬も最悪なマネジメントを繰り返しているのが現実。百歩譲って海外遠征は理解できても4走前は未経験な千五、前走は直線千六。とりわけ前走は酷量を背負ってまで行く価値があったのかはこの馬を持っているクラブ会員からも思うところだろう。仮に勝っても劇的に繁殖価値が上がるわけでもなく、むしろJRAで賞金加算、勝ち鞍を積み上げていた方が、より繁殖後の価値は上がっていたはず。どちらにしてもクラブ馬の悲哀。貧乏くじを引いたとして割り切るしかない。スタートも行きっぷりも平凡だった前々走の東京より、イメージのなかったマクり競馬で直線一気を決めた5走前の中山の方が勝ち方や時計は衝撃的だっただけに右回りベターと決め打ち。牡馬相手のGⅠ勝ちに最初で最後のチャンスが回ってきた。